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「いろは・ひふみ合氣呼吸書法」の実践会に参加して頂く時に持ち運び可能な書道具セットを揃えてみました。
★小さな硯(歙州硯:完璧紋)金 色8.2㎝×6.1㎝×2cm 池もあり、勿論小さくても墨が磨れます。
★会場でも墨は磨れますが、硯が小さいので墨をご自宅で磨ってお持ち頂く時の墨入れも用意。八角形のインク用瓶なので漏れません。Φ4.3㎝×5.4㎝
★硯で磨った墨液を瓶に移し易い様に小さな漏斗Φ3.1㎝×3.9㎝も探して入れてあります。
★また、終了後硯を洗えない会場も多いので、帰りに残った墨を持ち帰るスポイト付の瓶もセットしてあります。Φ2.4㎝×9.1㎝
★神社で頂いたりした特殊な水をお持ちになる場合は、25mlが入れられるボトルでお運びください。Φ3.0㎝×6.0㎝
★光輝書法会の筆(伝統工芸品豊橋筆:中筆だるま軸)
筆が洗えない会場もあるので、筆を洗わずに持って帰れる筆筒も用意しました。
★光輝書法会の墨(伝統工芸品:鈴鹿墨0.7丁)伝統工芸士の伊藤さんと息子さんが心を込めて作って下さっています。
★両面滑り止めの下敷き(半紙が滑らないように滑り止めの機能がついておりますので重い文鎮は必要ありません)
★これらをお持ち運び頂くための専用の箱を作りました。色は写真と異なり内側が黒で外側が金色です。
【参考】
◆硯 歙州硯(きゅうじゅうけん)完璧紋・金 色 サイズ 8.2㎝×6.1㎝×2cm
中国で最も有名な山の1つである黄山が聳える安徽省南部一帯は、かつて歙州(きゅうじゅう)と呼ばれました。この歙州の龍尾山地域で採掘される歙石は非常に粒子が細かく、重い比重で硬度も高く硯石に大変適していた事から、古来より多くの書道家に愛され、唐の時代には既に中国全土に広まっていたと言われています。端渓硯、洮河硯、澄泥硯と並び中国四大名硯の一つとされ、その硯としての優れた特徴は“堅、潤、柔、健、細、膩、潔、美”という八つの字「八徳」で表されます。
この歙州硯は、山本光輝が厳選した逸品で、歙州水波紋硯です。歙州硯は元々端渓が一大ブームとなる前に重宝されていた硯ですが、端渓と同じく今では石が枯渇しています。水波紋硯は水波紋の石紋様が特徴の歙州硯で、墨下りが良く、粒子の細かい墨が擦れます。また水に浸すと石紋様(水波紋)がよりはっきりと浮かび上がります。
◆光輝書法会筆 豊橋筆 大筆・竹・達磨軸・ヤギ、穂先49㎜・全長260㎜・軸太さ8㎜
愛知県豊橋市 筆制作者:川合福男さん(号:福瑞)(伝統工芸士)
(2019年瑞宝単光章叙勲)
●豊橋筆は文化元年(1804年)、三河吉田藩(豊橋)学問所に京都の鈴木甚左衛門が御用筆匠として迎えられ毛筆を作ったことが始まりといわれています。明治に入り、巻芯筆から水筆(現在の毛筆)の製法を広め、改良を進めて書道家向けの高級筆として生産されるようになりました。墨になじみやすく滑るような書き味は多くの書道家の間で定評があり、全国で高級筆の7割のシェアを占めています。
●豊橋筆の工程
豊橋筆は、芯毛を処理する際に水を用いて独自の製法「練り混ぜ」が特徴です。原毛の選別から始まり、筆先の芯毛を整えるのに水を含ませて、櫛でとかしつけながら細かい毛や余分な毛を取り除き、芯を作り、その周りに上毛(化粧毛)を巻き付けた筆先に軸を取り付け、筆の軸に刻銘するまでを一人で約36工程を手作りしています。
◆光輝書法会の墨・かな用 鈴鹿墨、サイズ0.7丁型
鈴鹿墨 鈴鹿墨の発祥は延暦年間とも言われ、鈴鹿の山々に産した肥松をたいて 煤を取り、これを原料として墨を作っていたと伝えられています。古法を忠実に守り鈴鹿墨を継承するただ一人の伝統工芸士の伊藤亀堂氏と息子さんの晴信氏が、光輝書法会で使用する為のかな用墨「光輝」を作って下さいました。